西明石駅のある兵庫県明石市は瀬戸内海に面しており、「明石鯛」や「明石ダコ」、明石ダコを使った「明石焼き」で全国的にも有名ですね。
明石海峡を横断して架けられた、世界最長と言われる「明石海峡大橋」があることでも知られています。
また、神戸市と隣接しており、新幹線や山陽本線をはじめ、交通機関が充実していてアクセスに優れている点も大きな魅力です。
今回は、そんな「西明石」を訪れるために、東京⇔西明石間の新幹線情報をお届けします。
Contents
西明石駅ってどんな駅?歴史や特徴は?
西明石駅は、兵庫県明石市小久保二丁目にある、山陽新幹線と在来線の山陽本線との接続駅です。
西明石駅は1930年(昭和5年)3月25日に国有鉄道の「明石操車場」として開設されました。
その後、1944年(昭和19年)4月1日に川崎航空機社員専用の駅として『西明石駅』となり、1946年(昭和21年)4月1日より一般旅客用の駅として開業します。
続いて1972年(昭和47年)3月15日に新幹線の駅としても開業しますが、1995年1月の阪神・淡路大震災により営業を休止、同年4月より営業を再開しています。
近年では、2008年3月15日に「のぞみ60号」(現在の「のぞみ100号」)東京行きが設定され、2012年3月17日には「のぞみ133号」岡山行きが設定されました。
西明石駅の1日の乗り入れ人数はどのくらい?
「明石市統計書」(明石市総務部情報管理課・編)および「兵庫県統計書」によると、2015年度の西明石駅の1日あたりの平均乗客数は、31,502人です。
JR西日本の駅の中では25位の乗客数となっています。
東京〜西明石までの所要時間
東京から西明石までは東海道・山陽新幹線を利用して行くことができます。
新幹線の他に、飛行機や高速バスで行くことも可能です。
それぞれの「西明石駅」までの所要時間を比較してみましょう。
【新幹線の場合】
東京駅~西明石駅
・のぞみ 約3時間
・ひかり 約3時間30分
・こだま 約4時間25分
【飛行機の場合】
約3時間50分※
※
(神戸空港利用)
東京駅~羽田空港 約40分
搭乗手続き 約30分
羽田空港~神戸空港 約1時間15分
降機手続き 約30分
神戸空港~西明石駅 約55分
【高速バスの場合】
東京駅~西明石駅※
約9時間
※東京駅~明石駅間約8時間55分と、明石駅~西明石駅間4分を含む。
こうして見ると、新幹線「のぞみ」が、ダントツで一番早く西明石に到着することが分かります。
「ひかり」においても、飛行機と比べて約1時間35分ほど所要時間が短いですね。
飛行機は乗っている時間自体は短いのですが、神戸空港から西明石駅まで移動する手間や時間がかかりますので、ダイレクトに西明石駅までアクセスできる新幹線が便利です!
東京〜西明石の新幹線列車・停車駅
東海道・山陽新幹線の列車には「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」があり、「のぞみ」が1番停車駅が少なく、「こだま」は各駅停車で1番遅い列車となります。
各列車の停車駅は以下の通りです。
のぞみ:東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪、新神戸、(西明石)
8駅
ひかり:東京、品川、新横浜、小田原※2、熱海※2、三島※2、静岡※1、浜松※1、豊橋※2、名古屋、岐阜羽島※1、米原※1、京都、新大阪、新神戸、西明石※1
10~11駅
こだま:東京、品川、新横浜、小田原、熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松、豊橋、三河安城、名古屋、岐阜羽島、米原、京都、新大阪、新神戸、西明石
19駅
「のぞみ」と「ひかり」は列車によって停車駅が異なります。
※1は1時間に1本程度の停車、※2は2時間に1本程度の停車、()はごく一部の列車のみの停車です。
西明石駅には停車しない列車もありますのでご注意下さい。
とにかく早く目的地に到着したい場合には「のぞみ」が一番なのですが、西明石駅に停車する「のぞみ」は非常に少ないので「ひかり」を利用するのが一般的です。
また、新大阪駅で「のぞみ」と「ひかり」、「こだま」を乗り継ぐ方法もあります。
列車別の料金については次にご紹介致します。
東京〜西明石の料金
新幹線の座席には、あらかじめ席が決まっている「指定席」、座席が指定されていない「自由席」、シート幅が広く快適な「グリーン席」の3種類があり、それぞれ料金が異なります。
「のぞみ」の指定席は「ひかり」や「こだま」の指定席に割増料金がかかりますが、自由席の料金は変わりません。
また、グリーン席は、通常の指定席に¥5,960の割増料金がかかりますが、その分グレードの高いシートで快適な旅を満喫することができますよ♪
東京〜西明石間の片道料金は下記の通りです。
のぞみ:
(指定席)¥15,940
(自由席)¥14,900
(グリーン車)¥21,900
ひかり:
(指定席)¥15,420
(自由席)¥14,900
(グリーン車)¥21,380
こだま:
(指定席)¥15,420
(自由席)¥14,900
(グリーン車)¥21,380
閑散期は上記金額から¥200引き、繁忙期は¥200増しとなります。
なお、自由席の料金は年間を通じて変わりません。
東京から飛行機、高速バスを使用した際の費用
東京から西明石へは、新幹線を利用する他に、飛行機や高速バスで行くことも可能です。
(新幹線)¥14,900~21,900
(飛行機)¥8,417~21,580
(東京駅~羽田空港間\637と神戸空港~西明石駅間¥790を含む)
(高速バス)¥4,500~8,700
高速バスは圧倒的な料金の安さが魅力ではありますが、西明石までは約9時間もの所要時間がかかってしまうのが難点です。
また、飛行機は東京駅~羽田空港間および、神戸空港~西明石駅間の料金を足しても、新幹線と比べて¥6,483ほど費用が安くはありますが、空港から西明石駅までの移動が面倒です。
総合的に考えると、所要時間が短く、西明石駅まで直接アクセスすることのできる新幹線がおすすめです!
東京〜西明石の始発・終電時刻
東京〜西明石の始発・終電時刻は以下の通りです。
始発(東京⇒西明石): 6:06※1
始発(西明石⇒東京): 6:00
終電(東京⇒西明石): 20:30
終電(西明石⇒東京): 20:49※2
※1 京都まで「のぞみ」を利用後「ひかり」にて西明石へ。
※2 新神戸まで「こだま」を利用後「のぞみ」にて東京へ。
■羽田空港~神戸空港
【始発便】6:25(ANA)
【最終便】20:15(ANA)
新幹線と飛行機を比べると、新幹線の方が始発時刻が早く、終電時刻もやや遅いため時間に幅がありますね。
新幹線の駅ホームのエレベーターが近い席(号車)は?
お荷物が多いときや、小さなお子様をお連れの際には、エレベーターに近い席もチェックしておきましょう。
・すべての番線・・・4号車付近
新幹線の駅ホームのエスカレーターが近い席(号車) は?
西明石駅ホームのエスカレーターが近い席は以下の通りです。
・すべての番線・・・6号車付近
西明石駅を通っている路線
西明石駅には以下の2つの路線が通っています。
■東海道・山陽新幹線(東京~博多)
■山陽本線神戸線(神戸~姫路)
駅弁が買える場所
西明石駅で駅弁が買える場所はこちらです。
●売り場一覧
・西明石駅構内「淡路屋」新幹線改札口店
【営業時間】7:00~19:00
西明石駅でおすすめの駅弁はコレ!
西明石駅の人気ナンバー1駅弁といえば、「淡路屋」の『ひっぱりだこ飯』です!
『ひっぱりだこ飯』は、明石産のタコをふんだんに使用した西明石駅の名物駅弁であり、「とにかく美味しい!」、「毎日でも食べたい!」と大好評の逸品です。
じっくりと煮込まれたタコは柔らかさの中に歯ごたえもあり、一度食べたら忘れられないとリピーターの多い駅弁となっています。
タコ漁に使用する蛸壺風の陶器の器もポイントですね♪
現在、こちらの『ひっぱりだこ飯』の累計生産数が1000万個を突破したとして、2017年1月7日より金色に輝く陶器の器に入った『金色のひっぱりだこ飯』が販売されています!
ファンはもちろん、これから食べてみたいという方も、この機会にぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。
その他、神戸牛の一枚肉を秘伝の製法にてステーキにし、色とりどりの野菜を添えてきのこ御飯に盛り付けた『神戸のステーキ弁当』、昭和40年発売以来のロングセラーであり感動を呼ぶ味わいと評判の『肉めし』も西明石駅で人気の高い駅弁となっていますよ。
これらの駅弁は、西明石駅構内「淡路屋」新幹線改札口店にて購入することができます。
また、西明石駅でおすすめのお土産は、「十三味(とみあじ)」の『明石玉(あかしだま)』です。
明石産の真だこのみを使用し、職人の手焼き製法で焼き上げた明石焼きは、ふんわりととろける美味しさがたまりません!
焼きたての本場の味をお家でも楽しめるのがうれしい、西明石駅で人気のお土産です。
こちらの『明石玉』は、西明石駅から徒歩1分西明石商店街内「十三味」店舗にて購入することができますよ♪
西明石駅の周辺情報も要チェック!
兵庫県立明石公園(明石城)
徳川家康の曾孫であり、明石、三木、賀古、賀東の四郡10万石を領した小笠原忠真が築いた城である『明石城』跡につくられたのが『明石公園』です。
園内には明石城跡の他、芝生広場やこども広場、図書館や運動施設などもあり、子どもから大人まで一日中楽しむことができますね。
また、「全国さくらの名所100選の地」にも選ばれた、約1000本のソメイヨシノが咲き誇る桜の名所としても知られており、春に訪れるのがおすすめのスポットです♪
●西明石駅から神戸線「明石駅」下車、徒歩5分
明石市立天文科学館
『明石市立天文科学館』は、東経135度日本標準時子午線上にあるまち・明石ならではの「時と宇宙」をテーマにした博物館です。
直径6.2mの文字盤の塔時計がシンボルであり、明石のランドマークタワー的な存在となっています。
この施設での最大の見どころは、国内現役最古かつ稼動期間が日本一長い「プラネタリウム」です。
入館者の反応に合わせて、生解説による投影を行ってくれますよ!
また、14階の展望室から望むことのできる、明石海峡大橋や淡路島といった360度の大パノラマも一見の価値ありです!
●西明石駅から神戸線「明石駅」下車、徒歩15分
明石魚の棚商店街
明石鯛や明石ダコで知られるように、日本でも有数の漁場として有名な明石にある、鮮魚店が軒を列ねる商店街です。
地元では「うぉんたな」と呼ばれて親しまれているそうです。
新鮮な魚や海産物を扱うお店はもちろん、練り物や天ぷら、明石焼を味わうことのできるお店や、生活用品のお店まであり、地元の方や観光客で連日賑わいを見せています。
西明石駅を訪れた際にはぜひ地元の美味しいお魚を味わっておきたいですね♪
●西明石駅から神戸線「明石駅」下車、徒歩3分