海と山に囲まれ、自然が豊富で食べ物も美味しい静岡県は、住みたい県ランキングでも常に上位にランクインしている魅力溢れる県です。
日本の象徴でもある富士山や、日本で唯一現存する韮山反射炉、天女伝説で知られる三保松原など、世界に誇る数々の遺産や名勝でも知られていますよね。
今回は、そんな「ふじのくに・静岡」を訪れるために、東京⇔静岡間の新幹線情報をお届けします。
Contents
静岡駅ってどんな駅?歴史や特徴は?
静岡駅は静岡県静岡市葵区黒金町にある、静岡市の中心駅です。
新幹線「ひかり」、「こだま」の停車駅である他、在来線も上下共に1時間に6本と発着本数の多い駅であることが特徴です。
「ワイドビューふじかわ」や「さわやかウォーキングごてんば号」、臨時快速「ムーンライトながら」の停車駅でもあります。
静岡駅は1889年(明治22年)に開業し、1907年(明治40年)に2代目駅舎に、1935年(昭和10年)に3代目駅舎に改築し、現在に至ります。
静岡駅の1日の乗り入れ人数はどのくらい?
「静岡県統計年鑑」によると、2014年度の静岡駅の1日あたりの平均乗客数は57,924人となっています。
なお、2013年度は59,501人であり、この乗客数はJR東海の駅において名古屋駅、東京駅、新大阪駅に次いで第4位となりました。
東京〜静岡までの所要時間
東京から静岡までは東海道新幹線を利用して行くことができます。
新幹線の他に高速バスで行くことも可能です。
それぞれの「静岡駅」までの所要時間を比較してみましょう。
新幹線の場合
東京~静岡駅
・のぞみ 静岡駅には停車しません!
・ひかり 約1時間
・こだま 約1時間30分
高速バスの場合
渋谷駅~静岡駅
(渋谷・新宿ライナー静岡号・静岡駅前行き)
約3時間20分
(※東京駅~渋谷駅間および徒歩移動約32分を含む)
新幹線「ひかり」と高速バスを比較すると、「ひかり」の方が約2時間20分所要時間が短く、早く静岡に到着することができますね。
東京〜静岡の新幹線列車・停車駅
東海道新幹線の列車には「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」があり、「のぞみ」が1番停車駅が少なく、「こだま」は各駅停車で1番遅い列車となります。
各列車の停車駅は以下の通りです。
のぞみ:静岡駅には停車しません!
ひかり:東京、品川、新横浜、小田原※2、(熱海)、三島※2、静岡※1
4~5駅
こだま:東京、品川、新横浜、小田原、熱海、三島、新富士、静岡
8駅
「ひかり」は列車によって停車駅が異なります。
静岡には停車しない列車もありますのでご注意下さい。
※1は1時間に1本程度の停車、※2は2時間に1本程度の停車、( )の駅は一部の列車のみ停車です。
とにかく早く目的地に到着したい場合には「のぞみ」が一番なのですが、静岡には「のぞみ」は停車しません。
そのため、静岡までは「ひかり」か「こだま」を利用して行くこととなります。
また、高速バスで行くことも可能です。
新幹線と高速バスの料金について、次で比較してみましょう。
東京〜静岡の料金
新幹線の座席には、あらかじめ席が決まっている「指定席」、座席が指定されていない「自由席」、シート幅が広く快適な「グリーン席」の3種類があり、それぞれ料金が異なります。
「のぞみ」の指定席は「ひかり」や「こだま」の指定席に割増料金がかかりますが、自由席の料金は変わりません。
また、グリーン席は、通常の指定席に¥2,230の割増料金がかかりますが、その分グレードの高いシートで快適な旅を満喫することができますよ♪
東京〜静岡間の片道料金は下記の通りです。
のぞみ:静岡駅には停車しません!
ひかり:
(指定席)¥6,350
(自由席)¥5,830
(グリーン車)¥8,580
こだま:
(指定席)¥6,350
(自由席)¥5,830
(グリーン車)¥8,580
閑散期は上記金額から¥200引き、繁忙期は¥200増しとなります。
なお、自由席の料金は年間を通じて変わりません。
【東京から高速バスを使用した際の費用】
東京から静岡へは、新幹線を利用する他に高速バスで行くこともできます。
(新幹線)¥5,830~8,580
(高速バス)¥2,974~
(渋谷・新宿ライナー静岡号・静岡駅前行き)
(※東京駅~渋谷駅間194円を含む)
こうして見ると、高速バスは料金が非常に安く魅力的ではありますが、静岡までは約3時間20分と所要時間がかかってしまうのが難点ですね。
総合すると、所要時間の短さと1日の運行本数の多さで考えるのであれば、新幹線がおすすめです!
東京〜静岡の始発・終電時刻
東京〜静岡の始発・終電時刻(直通)は以下の通りです。
始発(東京⇒静岡): 6:33
始発(静岡⇒東京): 6:22
終電(東京⇒静岡): 22:10
終電(静岡⇒東京): 22:24
新幹線の駅ホームのエレベーターが近い席(号車)は?
お荷物が多いときや、小さなお子様をお連れの際には、エレベーターに近い席もチェックしておきましょう。
・5番線・・・10号車付近
・6番線・・・8号車付近
新幹線の駅ホームのエスカレーターが近い席(号車) は?
静岡駅ホームのエスカレーターが近い席は、下車時と乗車時で異なります。
【下車時・改札へ】
・すべての番線・・・10号車付近
【乗車時・ホームへ】
・すべての番線・・・7号車付近
静岡駅を通っている路線
静岡駅には以下の2つの路線が通っています。
■東海道新幹線(東京~新大阪)
■東海道本線(熱海~美濃赤坂・米原)
駅弁が買える場所
静岡駅で駅弁が買える場所はこちらです。
売り場一覧
・静岡駅構内ASTY西館内『東海軒』売店
【営業時間】5:40~23:00
・『東海軒』上り東売店
【営業時間】7:00~20:30
・『東海軒』下り売店
【営業時間】調査中
その他、在来線ホームの『キヨスク』でも委託販売されているようです。
静岡駅でおすすめの駅弁はコレ!
静岡駅の人気No1駅弁といえば、東海軒の『幕の内弁当』です!
『幕の内弁当』は、創業120年を超える老舗「東海軒」の看板駅弁であり、東海軒のホームページにおいても“売上げダントツトップのスーパーロングセラー駅弁”と紹介されています。
わさび漬けをはじめとする静岡の特産品を盛り込んだおかずの数々は、昭和13年の発売以来、変わらぬ美味しさを維持し続けています。
同じく発売当初から変わっていない、ご飯の水分をほどよく吸って美味しさを保ってくれる「経木の折」もポイントです。
また、『幕の内弁当』と同様に誕生以来ロングセラーとなっている駅弁が『サンドイッチ』です。
トリコロールカラーのパッケージに入った、ハムと卵のオーソドックスなサンドイッチは、昔ながらの変わらない素朴な味わいが人気の秘訣となっています。
静岡駅を訪れたら必ず購入するという方や、停車時間に買いに走るという方もいるほどのファンの多い駅弁です。
その他、少し甘めの鯛そぼろがたまらない、明治30年誕生の『元祖鯛めし』も静岡駅の名物駅弁として有名です。
元祖鯛めしにキンメの切り身と野菜の煮物が付きボリュームアップした『特製鯛めし』もありますよ。
これらの駅弁は、静岡駅構内「東海軒」売店にて購入することができます。
続いて、静岡駅でおすすめのお土産といえば、やはり『安倍川もち』は外せません!
中でも、慶応3年創業の老舗「松柏堂本店」が手掛ける『あべ川もち』は、上品な甘さのこしあんとすっきりとした黄な粉のバランスが絶妙と好評です。
小分け包装の食べきりサイズになっているので、お土産に最適ですね。
季節によって「抹茶あん」などいつもと違う味わいが楽しめるのも魅力です。
松柏堂本店の『あべ川もち』は、静岡駅北口直結の駅ビル「パルシェ食彩館」にて購入することができますよ♪
静岡駅の周辺情報も要チェック!
駿府城公園
『駿府城公園』は徳川家康の居城であった駿府城跡を整備してつくられた公園です。
園内には家康公の銅像や家康公の手植えといわれるミカンの木の他、東御門、木造2層3階建ての巽櫓(たつみやぐら)、坤櫓(ひつじさるやぐら)などが忠実に復元されています。
特に坤櫓はガラス張りになっていて、他のお城では絶対に見ることのできない床下の構造を見学することもできてしまいます!
また、園内にある紅葉山庭園では春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉、冬は椿と四季折々の花々を眺めながらお茶を楽しむこともできますよ♪
●静岡駅より徒歩15分
登呂遺跡
『登呂遺跡』は弥生時代後期の遺跡であり、日本で最初に集落と水田跡がセットで発見されたことで知られています。
平成11年度より再度発掘調査がなされ、この成果をもとに平成24年度よりリニューアルオープンしました。
隣接している博物館では弥生人の装束を着たり、土器炊飯や火おこしなどの体験もすることができ、お子様にも大人気です!
●静岡駅よりバス「登呂遺跡」下車すぐ
三保松原
『三保の松原』は、約30000本の松の向こうに駿河湾と富士山が見える景勝地であり、日本新三景のひとつとされ、国の名勝にも指定されています。
また、ユネスコの世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産にも登録されているそうです。
天女の羽衣伝説で名高い「羽衣の松」もありますよ!
その美しく、素晴らしい景観に感動すること間違いなしの有名観光スポットです。
●静岡駅より東海道本線にて清水駅へ、しずてつジャストライン「三保の松原入口」下車すぐ